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食べ物や日用品を模した小さなミニチュア玩具が棚に並び、空のカプセルが添えられている様子

CAPSULE TOY INDUSTRY REPORT

【比較表】カプセルトイ
主要メーカーの事実項目

バンダイ、タカラトミーアーツなど6社を、本社・ブランド・ジャンル・専門店の有無で整理します。

メーカーの比較表を読む前に

最終更新日:

本ページの比較表は、各社の公式サイトに掲載されている会社概要・事業内容・ブランド情報など、確認できた事実項目だけを並べています。順位付けや優劣の判断は行いません。公式サイトで確認できなかった項目は「公式サイト参照」と表記しています。

カプセルトイのメーカーは、商品の企画、原型の制作、量産の手配、筐体への供給までを担う事業者です。自社のキャラクターやオリジナルデザインで商品を作る企業もあれば、アニメやゲーム、食品、企業ブランドなど他社の権利を預かって商品化する企業もあります。ひとくちに「カプセルトイのメーカー」といっても、玩具全般を手がける総合メーカーの一事業として行う場合と、ミニチュアやオリジナル雑貨に特化する場合とで、事業の構造は大きく異なります。

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次の表は、公式サイトで会社の基本情報とカプセルトイにかかわる事業を確認できた6社を並べたものです。掲載は網羅的ではなく、ここにない企業が重要でないという意味でもありません。日本カプセルトイ協会の調査では、2025年度にヒアリングに回答したメーカーが41社に及んだと報じられており、市場には多くのメーカーが存在します。

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【比較表】主要メーカー6社の事実項目

プレイヤー本社・設立資本金・従業員数カプセルトイのブランド・事業主なジャンル(公式サイト記載の範囲)自社専門店・直営店海外展開の公表
株式会社バンダイ東京都台東区駒形1-4-8、1950年7月5日設立資本金100億円、従業員886名(2026年3月1日時点)カプセルトイブランド「ガシャポン」IPを軸にしたカプセルトイ、カードゲーム、玩具、菓子、プラモデルなど幅広い商品群の一つ「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」(企画はバンダイナムコエクスペリエンス、運営はバンダイナムコアミューズメント、権利元はバンダイ)トイホビーユニットは国内11社、海外16社のグループ会社で構成(公式サイトの記載)
株式会社タカラトミーアーツ東京都葛飾区青戸4-19-16、1988年2月9日設立公式サイト参照ブランド「ガチャ」(1986年からカプセルトイ事業を展開、1996年に商標登録)マスコット、フィギュア、チャーム、ぬいぐるみ、ポーチ、カードコレクションなど。キャラクターIP商品を多数掲載公式サイト参照公式サイト参照
株式会社ケンエレファント東京都千代田区神田猿楽町2-1-14 A&Xビル4F、2000年2月9日設立資本金1,000万円、従業員72名ミニチュアコレクションなどのカプセルトイ、ソフトビニール人形、書籍ミニチュア、ソフトビニール人形。大人向けカプセルトイのポップアップ企画を実施直営のミニチュアショップ「KENELE STAND」公式サイト参照
株式会社奇譚クラブ東京都渋谷区代々木3-57-6 グランフォーレビル1F、2006年9月25日設立資本金1,000万円、従業員数は公式サイト参照2008年12月に「NATURE TECHNI COLOURシリーズ」第一弾を発売、これを「カプセルトイ第一号」と記載玩具の企画・デザイン・製造・販売、雑貨玩具やアパレルのOEM、企業プレミアムのOEM、キャラクターの版権管理公式サイト参照公式サイト参照
株式会社エポック社東京都台東区駒形2-2-2、1958年5月6日設立資本金3億8,000万円、従業員194名報道によればカプセルトイを手がける(2019年の産業メディア記事)玩具、ホビー、雑貨などの企画・製造(公式サイトの事業内容)公式サイト参照公式サイトに「Global」ページあり。内容は公式サイト参照
株式会社ブシロードクリエイティブ東京都中野区(親会社ブシロードグループ)、設立は公式サイト参照公式サイト参照カプセルトイブランド「ブシカプ!」ほか「TAMA-KYU」アニメ・ゲーム関連のキャラクター商品、コレクションフィギュア、ぬいぐるみマスコットなど10シリーズを公式サイトに掲載公式サイト参照公式サイト参照

2026年10月時点、各社公式サイト・公開資料に基づく。最新情報は各社サイトで確認してください。「公式サイト参照」は、公式サイト上で確認できなかった、または年度により変わるため記載を控えた項目です。表の事業内容は各社の自己説明であり、第三者による評価ではありません。

各プレイヤーのプロフィール

以下は、公式サイトに掲載されている内容に基づく各社の概要です。事業内容は各社の自己説明であり、当サイトによる評価ではありません。

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01株式会社バンダイ

バンダイは、バンダイナムコグループのトイホビーユニットで事業を統括する会社として、公式サイトの会社概要に記載されています。設立は1950年7月5日、本社は東京都台東区駒形です。公式サイトは、IPを軸にカプセルトイ、カードゲーム、玩具、菓子、プラモデル、フィギュア、くじ商品などを世界で展開していると説明しています。カプセルトイのブランド名は「ガシャポン」で、同社の発表資料では専門店「ガシャポンバンダイオフィシャルショップ」が、バンダイナムコエクスペリエンスの企画・プロデュースとバンダイナムコアミューズメントの店舗運営という協業体制で展開されています。

筐体の面でも、2019年4月に、交通系電子マネーに対応したキャッシュレス対応のカプセルトイ自販機「スマートガシャポン」の本格稼働を始めたと、当時の報道が伝えています。通信機能で販売データを遠隔から取得できる仕組みで、設置場所を探せる公式サイトの検索ページも用意されています。メーカーとして商品を作るだけでなく、筐体と売場の仕組みまで手がける構図が、同社の特徴の一つです。

02株式会社タカラトミーアーツ

タカラトミーアーツは、玩具、カプセルトイ、雑貨、ぬいぐるみ、玩具菓子、アミューズメント筐体、キャラクターアパレルの企画・製造・販売を行う企業です。公式サイトの会社概要によると、設立は1988年2月9日、本社は東京都葛飾区青戸にあります。カプセルトイの商品情報ページには、「ガチャ」と「GACHA」が同社の登録商標であると記され、1986年からカプセルトイ事業を展開し、1996年に商標登録を取得したと説明されています。

商品情報のページには、マスコット、フィギュア、チャーム、ぬいぐるみ、ポーチ、カードコレクションといった種類が並び、ポケモン、サンリオキャラクターズ、ディズニー関連、星のカービィなど、さまざまなキャラクターを題材にしたシリーズが掲載されています。公式サイトは、ガチャ筐体で販売される商品は税込価格で表示される旨も注記しています。

03株式会社ケンエレファント

ケンエレファントは、2000年2月に設立された企業で、公式サイトの会社概要では資本金が1,000万円、従業員数が72名と記載されています。事業内容としてメーカー事業(ミニチュア、小売としてKENELESTANDなど)、工房(中空工房)、出版を挙げています。トップページでは、ミニチュアコレクションやソフトビニール人形のほか、大人向けカプセルトイのポップアップ企画「ケンエレラグーン」の告知が見られます。

小売の面では、直営のミニチュアショップ「KENELE STAND」と、オンラインショップ「KENELE STORE」を案内しています。本社は東京都千代田区神田猿楽町です。ミニチュアという、カプセルトイの人気ジャンルの一つを軸に、自社の販売拠点も持つ点が、公式サイトから読み取れます。

04株式会社奇譚クラブ

奇譚クラブは、2006年9月25日に設立された、玩具の企画・デザイン・製造・販売を行う企業です。公式サイトの会社概要は、雑貨玩具やアパレル商品のOEM、企業プレミアムのOEM、キャラクターコンテンツの版権管理も事業内容に挙げています。本社は東京都渋谷区代々木にあり、資本金は1,000万円と記載されています。

沿革には、2008年12月に「NATURE TECHNI COLOURシリーズ」の第一弾を発売し、これが同社の「カプセルトイ第一号」であるとの記述があります。その後、2024年には福岡パルコ本館5Fで、ぼくらワークスとの共創プロジェクト「ぼくらリンク」が開設されたことも公式サイトで紹介されています。

05株式会社エポック社

エポック社は、1958年5月6日に設立された玩具メーカーで、公式サイトの会社概要によると、資本金は3億8,000万円、従業員数は194名、本社は東京都台東区駒形にあります。事業内容は、玩具、ホビー、雑貨などの企画・製造と、世界市場での販売展開と記されています。

カプセルトイについては、産業専門メディアのMONOistが2019年に、同社の開発体制を連載で紹介しています。記事によれば、商品開発の担当者は一人で複数の案件を同時に進めており、原型のもとになる3D図面は商品サイクルの速さから基本的に社外に依頼し、金型の製作や塗装、組み立ては協力会社の工場が担います。社内には3Dプリンタが4台あり、試作品の形状確認や、ギミックを含む製品の機能確認に使われていると伝えられています。詳しくは3D原型・製造・キャッシュレス筐体のテクノロジーで扱います。

06株式会社ブシロードクリエイティブ

ブシロードクリエイティブは、ブシロードグループのマーチャンダイジング事業を担う企業で、カプセルトイブランド「ブシカプ!」を展開しています。公式サイトの「ブシカプ!」ページには、キャラクターの人形やぬいぐるみ型マスコット、コレクションフィギュアなど10のシリーズが並び、アニメやゲームに関連する商品が目立ちます。サイト上で「ブシカプ!」のほか、同社のオリジナルカプセルトイブランドとして「TAMA-KYU」も紹介されています。

アニメ、ゲーム、音楽などのコンテンツを持つグループ内に商品化の部門があることで、キャラクターの人気と商品開発を結びつけやすい構造にあります。会社の設立年や資本金などの会社情報は、本ページでは「公式サイト参照」としています。

メーカーを比較するときの視点

以下の視点は、順位をつけるためのものではありません。企画の相談や取引、商品の選定を考える際に、自社の目的に照らして確認しておきたい項目として整理しています。

  • 権利の持ち方:自社キャラクターやオリジナルを軸にするか、他社の権利を預かって商品化するか。権利元との関係は、企画の通りやすさや販売期間に関係します。
  • 得意なジャンル:キャラクターのマスコット、ミニチュア、食品や日用品のリアルな再現、ぬいぐるみやチャームなど、公式サイトの商品群から傾向を確認できます。
  • 売場との距離:自社の専門店や直営店、運営会社との協業関係があるかどうか。売場を持つことで、新商品の見せ方や反応の把握に有利に働く面があります。
  • 筐体や決済への対応:キャッシュレス対応や販売データの取得など、運営側の仕組みが公式に説明されているか。
  • OEM・企業コラボの受け入れ:企業や自治体が自社の名入れ商品や販促用の商品を作る場合、受託や共同企画の窓口があるか。
  • 海外展開の姿勢:公式サイトで海外拠点や国際向けのページが案内されているか。訪日客向けの需要についてはインバウンドと地域・キャラクターIPをご覧ください。

同じ「ガチャ」「ガシャポン」という言葉でも、メーカーが異なれば、ブランド名や権利関係、売場の構成は異なります。なお、メーカー同士の関係や、専門店の運営会社との関係を整理した【比較表】ガチャ専門店チェーン・オペレーターも、あわせてご覧ください。

一次情報の確認先

本サイトはカプセルトイ・ブラインドボックス産業を公開情報から整理した業界レポートであり、特定の店舗・メーカー・設置事業への投資や出店の推奨ではありません。景品表示法・古物営業法等の記述は概要であり、個別の判断は所管官庁・専門家にご確認ください。